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Synology社製のNASにDropboxを直接同期させる方法

DELI TECH

最近自宅の制作環境にSynology社製のNASを導入しました。
理由としてデータの管理はDropboxで行っているのですが、Dropboxは大変便利ですがひとつデメリットを上げるとすれば、同期したどのデバイスの容量も等しく消費される点です。
それに新しい端末に買い換える際にいちからデータを同期するのにかなりの時間を必要とします。

そこで、マスターデータとしてNASとDropboxを直接同期させておいて、使用頻度の低いものはNAS(ファイルサーバー)のデータを使用し、使用頻度の高いものや外出しても使用する可能性のあるものは、それだけデバイスと同期させておく運用方法が出来れば便利だなと考えました。
その要求を満たしてくれそうなのが、Synology社製のNASだったわけです。結果から言えば、大変満足しています。
NASはHDDを2本挿すことでミラーリングして運用しているので、Dropboxで同期している仕事のデータの他にプライベートのデータもNASに直接入れて保管しています。
データの共有という意味では、プライベートのデータがどのデバイス(デスクトップ・スマホ・TV等)からでもアクセス出来て大変便利で神がかっていると思っていますが、それは色んな記事で紹介されているのでここでは割愛します。

参考:“初めてのNAS”にSynologyを選ぶ3つの理由 [ITmedia]

今回は、Synology社製のNASとDropboxを直接同期させる方法をご紹介します。
留意事項として、今回説明しているNASは以下の製品を元に説明しています。

Synology DiskStation DS215j

Dropboxとの接続方法は2種類

まず、Synology社製のNASとDropboxを接続させる方法は2種類あります。

FTPによる接続」と「Cloud Syncによる接続」です。

そしてNASのヘルプなどで説明されている方法や他サイトの記事で紹介されている方法の大体がFTPによるDropboxとの接続です。
ただこれは同期しているのではなく、DropboxにFTP経由で接続して中身を参照しているだけなんですね。端末からNASを参照した際にDropboxのファイルを直接編集できません。正直使えない。

なので、この記事ではCloud Syncによる接続方法を記載します。

Cloud Syncによる接続方法

接続手順はすごく簡単です。デスクトップの「パッケージセンター」を開き、「Cloud Sync」を検索します。見つかったらインストールしましょう。

DiskStation Manager

インストールした「Cloud Sync」を起動すると、以下のように同期するサービスの候補が出てくるのでDropboxを選択して[次へ]をクリックします。

Cloud Sync起動画面

あとは手順に従い、Dropboxアカウントに関する情報を入力したり認証したりして、同期接続が完了します。
とっても簡単ですね!

私の場合、はじめどこにも「Cloud Sync」について書かれてなくて出来ないのか出来るのかどっちなのだと憤慨していたら、YouTubeでどこかの優しい外人さんが解説していて助かったので併せて掲載しておきます。

あとがき

いかがでしたでしょうか。昔は自前のサーバーとかちょっと敷居が高いな…とか考えてましたが、Synology社製のNASはそんな私の固定観念を払拭してくれました。本当便利なツールが揃ってます。小規模の会社で運用しても全然通用するスペックだと思ってます。家庭にNASを導入しようとお考えの方は選択肢として一考する価値はあるんじゃないでしょうか。

ではまた。

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